三角骨障害について

三角骨障害について

三角骨障害は施術で完治します

三角骨障害は、足首の後方に痛みが出るスポーツ障害で、バレエやサッカー選手に多く見られます。

一般的には「骨がぶつかって炎症が起きている」と説明されますが、実際には炎症が原因ではありません。

以下に、当院の考える三角骨障害の本当の原因と施術方針をまとめました。

三角骨障害とは

画像引用元:三角骨障害 | 上田整形外科内科

三角骨は、足首の奥にある「距骨」という骨のうしろ側にできる、余分な骨(過剰骨)のひとつです。

全体の約10%ほどの人に見られ、片足だけにあることが多く、普段は痛みを感じません。

サッカーやバレエなどで足首を強く反らせる動きを繰り返すと、この部分の骨と骨が何度もぶつかるなどの負担がかかり、三角骨が炎症して痛みが出るようになります。

痛みはアキレス腱の前方から足首の奥にかけて感じることが多く、つま先立ちやキック動作で強まります。

と、一般的には言われています。

一般的な治療とその限界

画像引用元:電気療法について-足立慶友整形外科

三角骨障害と診断されると、多くの場合、安静やテーピング固定、電気治療、湿布、マッサージなどが行われますが、これらの方法は自然治癒を待つだけで、根本的な改善にはなりません。

テーピング

一見、患部を安定させるように思えますが、皮膚を歪めて筋肉を緊張させるため、関節の動きを悪くし、かえって痛みを悪化させることがあります。

電気治療

血流を促して自然治癒を待つだけの方法であり、即効性も根本改善も期待できません。

マッサージ

患部を直接マッサージすると、痛みが強まるケースがあります。

これら一般的な治療は患部に施すことが多く、いつまで経っても治らないか、治ったとしても非常に時間が掛かります。

痛みの本当の原因

一般的には「三角骨がぶつかって炎症が起きている」と言われますが、当院ではそもそも炎症はしていないと考えています。

もし本当に炎症が原因なら、炎症は傷のようなモノなので、3日も安静にしていれば自然に治るはずです。

それでも治らないのは、痛みを出している本当の原因が別にあるからです。

また、骨と骨がぶつかっても、骨には痛点がないので痛みが出ることはありません。

三角骨があるのに痛くない人が存在するということは、痛みの原因が三角骨に無いことを物語っています。

つまり、痛みの原因は患部そのものではなく他にあるということです。

当院では、三角骨障害の痛みの原因は以下だと考えております。

① 下半身の歪み

骨盤から下肢にかけての歪みが強いと、足首や膝、股関節に大きな負担がかかります。

この歪みが結果として三角骨周辺に痛みを生み出しています。

② 足関節(筋腱)の異常

体の全体重を支えている足首の靭帯や腱は非常に丈夫にできています。

しかし一度痛めると中々治らず、さまざまな場所に歪みを起こして痛みを発生させます。

つまり、三角骨障害は患部や骨の問題ではなく、下半身の歪みや足首の靭帯や腱に原因があるのです。

当院の施術方針

当院では、安静や固定、電気治療、湿布などの対処療法は一切行いません。

痛みを出しているのは患部ではなく、身体の他の部位にある原因です。

RMT(反射運動理論)に基づいて「どの動作で、どこに痛みが出るのか」を検査し、原因部位を見つけ出します。

下半身の歪み、靭帯や腱の硬さなどを一つずつ整えることで、痛みはその場で消滅します。

特に足首の硬さと膝の動きが大きく関係しており、この2点を正しく整えることで痛みは大幅に改善します。

施術はすべて手技で行い、最短1回、ご来院いただいたその日その場で痛みがなくなるケースもあります。

手術や長期安静は不要です。

また、一度きちんと治しきった靭帯や腱はまた丈夫さを取り戻し再発もしません。

再発を繰り返している場合は、三角骨障害が治りきっていないからです。

まとめ

三角骨障害は施術で治ります。

安静やテーピング、手術などを勧められることがありますが、それでは根本改善にはなりません。

骨や炎症が原因ではなく、下半身の歪みや足首周りの靭帯や腱が原因です。

その原因を正しく見極めて整えれば、痛みはその場で解消します。

現在の治療で改善が見られず不安がある方は、一度セカンドオピニオンをお勧めします。