セーバー病とは
画像引用元:踵骨骨端症(セーバー病、シーバー病) とは | 済生会
セーバー病(シーバー病)正式には踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)と呼ばれるこの疾患は、10歳前後の小中学生に多く見られます。
特にサッカーなどジャンプやダッシュの多いスポーツに取り組む男の子が多いです。
主な症状はかかとの痛み、腫れ、圧痛(押すと痛い)で、悪化するとつま先歩きになったり、松葉杖が必要になることもあります。
いわゆる「成長痛」の一つで、オスグッド病や有痛性外脛骨と並ぶ三大成長痛のひとつに数えられています。
症状は軽くても放置すれば長引くことが多く、適切な対応が求められます。
一般的にいわれている原因と治療方法
医療機関では、以下のような説明が一般的です。
- アキレス腱が踵骨骨端部を引っ張ることで、血流障害や骨端核の壊死が起こる
- かかとの骨軟骨が炎症を起こして痛みが出る
そして治療法としては以下の対応が取られます。
- 安静・運動中止の指導
- インソールによる足底補正
- ストレッチ(アキレス腱、ハムストリング、内転筋など)
- 超音波治療や電気治療
- 成長が終わるのを待つ
しかし、セーバー病は何か月も症状が続くこともあり、これらの対応では早期改善が見込めません。
当院の考える原因
セーバー病は、身体の「伸びようとする成長力」と、鍛えられた筋肉の「強く縮もうとする力」との間に起こる矛盾によって生じると考えます。
特に成長期の子どもでは、柔らかかった足裏が徐々に大人のように硬くなっていく途中段階にあり、固くなりつつある組織に負担が集中しやすくなります。
これにより一部の部位に強い緊張や歪みが発生し、かかとに痛みとして現れるというメカニズムです。
また、「炎症が原因であれば数日安静にしていれば自然に回復するはず」ですが、セーバー病が長期化することが多い現実を見れば、炎症が原因ではありません。
診断について
整形外科ではレントゲンを撮影し、骨端核の変形や異常の有無を確認します。
しかし、レントゲンに異常が映らなくても症状が出ているケースが多々あります。
当院は疾患名にこだわらず、「かかとの痛み」という事実に基づいて施術を行うというシンプルな方針です。
「こうすると〇〇が痛い」から「◇◇が原因」といった感じです。
なので画像検査は不要です。
治療について
一般的な治療では、運動を中止し、インソールや松葉杖を使用する安静中心の対応が取られます。
しかし、インソールで痛みが出にくいようにして「自然に治るのを待つ」対応であり、回復には数ヶ月かかることもあります。
当院ではセ-バー病の原因部位を特定できているので、最短10分程度の施術で症状を改善させることが可能です。
- 多くのケースでは1~2回の施術で完了
- スポーツや体育を休む必要はなし
- ストレッチは行わず、逆に禁忌
ストレッチに関しては、治りかけているセーバー病を悪化させるリスクがあるため一貫して行っていません。
転院してきた患者の背景
当院には以下のような理由で他院からの転院患者が多数訪れています。
- 整形外科での安静・電気治療に効果がなかった
- 何ヶ月も休んでも痛みが変わらなかった
- 成長が終わるまで治らないと言われた
- スポーツを休みたくない・大会が近い
- 他院での施術を受けても改善しなかった
これらはすべて、原因を正確に捉えきれていないために生じている問題です。
セーバー病に対する治療は、ただ「かかとが痛いから冷やす」「筋肉が硬いから伸ばす」というような汎用的なものでは改善しません。
まとめ
セーバー病は、「安静にすれば自然に治る」と言われることもありますが、その間のスポーツ活動を制限されることになり、本人にとって大きな負担となります。
また、一時的に痛みが取れても、原因が残っていれば再発するリスクが高い疾患です。
セーバー病は、比較的に簡単な施術で改善できる症状です。
現在の治療方針に不安がある場合は、一度セカンドオピニオンをおすすめします。