五十肩・四十肩とは
- 肩を上げようとすると痛い
- 夜中にうずいて目が覚める
- シャツに袖を通すのがつらい
このような症状が40〜50代を中心に現れると、整形外科などの病院では「四十肩」「五十肩」と診断されます。
正式名称は肩関節周囲炎。
しかし、実はこの名前、「はっきりとした原因がわかっていない」ことを意味するあいまいなものです。
年齢だけで診断をしなければならない程、この疾患の原因を特定し治すことは難しいです。
五十肩の原因は炎症や加齢?
医療機関では「肩関節の炎症が原因です」と言われることがあります。
しかし、もし本当に炎症なら、冷やして安静にしていれば治るはずなのに何年も痛みが続きます。
中には7年近く症状が続いたというデータもあるほどです。
つまり、炎症が原因ではないということ。
それどころか、肩の痛みの原因は、患部(肩)にないと当院は考えております。
また、多くの方が「加齢による筋力低下や血流不足」などを原因と言われますが、それなら70代や80代の方にも同様の症状が出るはずです。
しかし、実際には40代~50代の方に非常に多く、「我慢してれば2年くらいで自然に治るから」などと言われてしまう、原因を非常に特定しずらい疾患なのです。
よくある一般的な治療とその限界
マッサージ・ストレッチ
肩周辺をほぐすような手技。たしかに一時的には楽になることもありますが、本当の原因に届かないためすぐに痛みが戻ります。
電気治療や超音波
血流促進の効果があるものの、そもそも五十肩の多くは血流の問題ではないため、ほとんど効果が出ません。
筋トレや可動域訓練
「筋肉が落ちているから鍛えましょう」と言われることもありますが、痛みがある状態で筋トレをしてしまうと、悪化する可能性もあります。
五十肩の本当の原因とは
非常に原因の特定が難しく難儀な疾患ですが、当院は今までの経験から五十肩の原因を特定しています。
当院の考える五十肩の本質的な原因は以下の2つにあると考えています
① 肩関節の固さ
② 自律神経の乱れ
この2つの原因を的確に調整することが、五十肩を本質的に改善させる鍵になるのです。
五十肩を治す当院のアプローチ方法
① 肩関節の調整
「矯正」と聞くと、バキッと関節を鳴らすような施術をイメージされるかもしれませんが、当院では痛みを伴うような施術は一切行いません。
むしろ、心地よいと感じるレベルの刺激で、関節の可動性を回復させていきます。
4つの治療ポイント
- 脇の下をゆるめる
- 痛めた方の反対側の背中をゆるめる
- 鎖骨周辺をゆるめる
- 筋膜がスムーズにスライドできるよう調整
無理やりストレッチをかけたり、痛みのあるマッサージを行うと、症状はかえって悪化することがあります。
当院では着実に可動域が広がっていく施術をおこないます。
② 自律神経の調整
五十肩にはストレスや緊張による自律神経の乱れも深く関わっています。
特に呼吸が浅くなると交感神経が優位となり、筋肉は緊張を強め、さらに呼吸が浅くなるという負のループに陥ります。
この自律神経のバランスを整えるために、当院では肋骨を一本一本ていねいに調整しています。
呼吸が深くなり、体全体の緊張が抜け、痛みの改善が進んでいきます。
まとめ
「年だから仕方ない」
「そのうち自然に治るだろう」
そう考えている間に関節はますます固まり、治療が難しくなるリスクが高まります。
五十肩は的確なアプローチさえできれば、確実に改善していく疾患です。
- 電気やマッサージではよくならなかった
- 長期間通っているのに改善しない
- 夜も痛くて寝られない
今通っている治療院に不安をお持ちでしたら、セカンドオピニオンをおすすめします。