10代 東京都足立区から来院。
1ヶ月ほど前からサッカー中に両足の踵付近に痛みが走る。
医療機関でセーバー病と診断される。
医療機関に通院するが、両足の踵付近の痛みが運動中と後に出るのでサッカーに支障をきたす。
同じサッカーチームの知り合いに相談したところ「探しに探した名医」として当院を紹介される。
その知り合いのセーバー病が当院で完治したことを聞き来院を決める。
セーバー病は上記画像にもある通り踵骨骨端核の炎症や壊死とされています。
炎症は生理学的に3日程度で治るとされています。
もし本当に炎症がセーバー病の原因なら3日程度で痛みが治るはずです。
ですがセーバー病は3日では治りませんよね?
当院では3日以上痛みが続くセーバー病は炎症が原因ではないと考えています。
またセーバー病は当院でも非常に改善率が高い疾患であり、経験上確実に改善完治させられると言っても過言のない症状です。
施術で改善するということは炎症も起きていませんし、ましてや壊死なんて起きているはずがないと考えます。
何故なら炎症や壊死が起きている症状を施術で治すというのは、切り傷をその場でくっつけるくらい無理な話だからです。
セーバー病の本当の原因は一般的に知られている原因とは違うと当院では考えています。
最初に患部の状態と痛みの出る動きを確認していきます。
痛むが出る部分は両踵の少し上あたり。
⚪︎片足ジャンプ。
⚪︎足を前に踏み込む。
⚪︎しゃがむ。
上にあげた動きで痛みが出ました。
典型的なセーバー病の症状です。
次は痛みを出す原因を見つけていきます。
足首の動きを確認してみます。
両足首の動きが硬い。
足首の硬さは経験上セーバー病の痛みの原因の一つです。
次に膝や股関節の動きも確認します。
膝は問題ないが股関節を動かすと強い詰まり感が出る。
足首の硬さと股関節の詰まり感が痛みの原因だと推測しました。
ですので
・足首の可動域を正常にする。
・股関節の詰まりを解消する。
・患部の問題を解消する。
この3つをコンセプトに施術をおこなっていきます。
まずは股関節を正常にしていきます。
股関節は上記画像の様に様々な筋肉が複雑に付いている部分です。
また筋肉以外にも靭帯や関節などにもアプローチしなければ可動域を正常にすることは出来ません。
一つ一つ股関節の詰まりを生み出す原因を作っている筋肉や靭帯を正常にしていきます。
股関節の調整が終わり、次に足首を調整していきます。
足首の硬さは上記図の様な靭帯の問題に加えて筋肉や関節、脂肪体などの様々な部分が関係します。
今回の患者さんは特に靭帯の問題が足首の硬さを作る原因になっていました。
靭帯の問題を施術で調整していきます。
靭帯は非常に強靭な組織ですのでマッサージなどの押す、揉む程度の刺激では絶対に調整できません。
特殊なポジションで足首の靭帯を調整していきます。
最後に患部を調整します。
サッカーは蹴られたりすることもあり打撲することも多いスポーツです。
打撲がセーバー病の原因になることもあります。
ですので患部を調整することも必須なのですが、患部をストレッチしてしまうと余計に悪化してしまいます。
患部を悪化させない様、特殊な方法で調整する必要があります。
これで一度痛みを確認すると痛みがゼロになりました。
簡単に出来るセルフケアを指導し、患者さんが念の為2回目の施術を希望されましたので次回の施術日を決めて1回目の施術は終了です。
痛みがないのでサッカーを翌日行っても大丈夫だと説明しました。
施術2回目に来院された際も痛みは全くないとのことでした。
施術1回完治です。
セーバー病を始めとする成長痛は一般的に
⚪︎テーピングで固定する。
⚪︎安静にする。
⚪︎ストレッチする。
などの処置を指示されることが多いです。
ですがこれらの処置では経験上、成長痛の治りを遅くする原因になり得ます。
何故ならテーピングは皮膚を歪めてしまいますし、ストレッチは患部に負担をかけ悪化させる可能性があります。
安静にしても根本原因が解消しなければ、痛みがすぐに再発してしまう可能性もあります。
成長痛はこれらの処置をしなくても施術で改善完治させることが出来ます。
その施術効果は今回の患者さんの様に最短1回完治です。
当院ではRMTという施術を使いセーバー病をはじめとする成長痛やスポーツに関連する痛みに対応しております。
セーバー病をはじめとした成長痛やスポーツに関連する痛みは当院にお任せください。