10代 東京都北区から来院。
半年ほど右の踵周りがサッカー中に痛む。
特に走ったりジャンプをすると痛い。
整形外科に行くとセーバー病と診断される。
病院、接骨院、セーバー病専門整体などを3件ほど周るが改善せず。
施術1回目
まずは踵付近の状態を診ていきます。
足を踏み込む動作は大丈夫。
右の片足ジャンプで強い痛み。
痛む場所はアキレス腱と踵の間くらい。
痛む動きと場所から典型的なセーバー病と判断しました。
セーバー病は足首の硬さが大きく関係します。
足首の硬さを確認すると痛みのない左足に比べて、やはり痛みのある右足の方が硬さがある。
足首を曲げる動き、いわゆる背屈と呼ばれる動きに制限がありました。
この背屈制限がセーバー病の痛みを作り出す大きな原因になります。
ですので
⚪︎足首の硬さを正常に戻す。
⚪︎足首の硬さを作り出している原因を取り除く。
この2つをコンセプトに施術を行っていきます。
足首の硬さを作り出す原因を検査で診ていくと「膝の靭帯」と「足首の靭帯」が原因になっていました。
膝の靭帯をまずは正常にしていきます。
特殊なポジションで特殊な手法を使い一気に正常にしていきます。
靭帯というのは非常に頑丈な組織ですので、ただマッサージした程度では絶対に緩みませんし正常にもなりません。
特殊な手法を使う必要があります。
膝を調整し終えた後は足首の靭帯を正常にしていきます。
足首の靭帯も特殊なポジションで特殊な手法を使い正常にしていきます。
この2つを調整し終えたところで一度痛みを確認していきます。
施術前が10割だとすると3~4割程度まで痛みが落ちました。
セーバー病は一般的にストレッチが推奨されますがストレッチをしてしまうと悪化する原因になります。
ストレッチをしない様に指導して1回目の施術は終了です。
施術2回目
前回の施術後から6~7割程度まで痛みがぶり返している。
通常のセーバー病であればここまで痛みがぶり返すことは考えづらいです。
前回重点的に調整した、足首の硬さ以外にも原因があると判断しました。
良く話を聞いてみるとアキレス腱付近を蹴られてからセーバー病の痛みが強くなった。
サッカーは蹴られることが日常茶飯事にあるスポーツです。
蹴られた部分が打撲として残ることでセーバー病やオスグッド、グロインペインなどの痛みを作る原因になることが経験上分かっています。
この患者さんの患部を診ると打撲の後はないが右足に比べて左足の方が少し腫れていることが確認できました。
打撲や上の図の様な関節、いわゆる関節包自体の硬さなどがあると腫れる原因になります。
この腫れが今回のセーバー病の痛みの原因になっていると推測しました。
ですので今回は
⚪︎打撲している部分の組織を正常にする。
⚪︎関節包自体の硬さを正常にする。
この2つをコンセプトに施術を行います。
打撲部分や足関節に問題があると言っても前回と同様、引き続き足首の硬さを取り除いていきます。
膝と足首の靭帯を正常に戻し足首の硬さを取り除きます。
足首を正常にした後は打撲部分の原因を調整します。
打撲部分を直接、調整することで問題を取り除いていきます。
関節包の調整ではかなりの硬さを感じました。
ここで痛みを一度確認します。
すると痛みがほぼない。
これで2回目の施術は終了です。
施術3回目
前回の施術後から痛みが全くなくなった。
ジャンプしても痛みがない。
痛みがないので再発予防と全体のパフォーマンスが上がるように、コンディショニング調整を行います。
これで治療は一旦終了です。
痛みの再発予防とパフォーマンス向上の為に1〜1ヶ月半に1度のメンテナンスを指導して施術は終了です。
医療機関などで「成長痛は成長期が終わるまで治らない。」「成長痛は安静にするしかない。」この様に言われてガッカリされるお子様と親御さんが当院には多くいらっしゃいます。
ですが、スポーツを頑張っている時期に安静にすることは中々出来ないと思います。
ましてや今まで頑張ってきたスポーツを成長期が終わるまで中止するのは精神的にもつらいと思います。
当院では多くの臨床経験から「成長痛は成長期が終わるのを待たずとも施術で治る。」この様に考えています。
もちろん安静を指示することもありません。
また当院ではセーバー病を治す方法が確立されています。
その効果は最短1回完治です。
当院ではRMTという施術法を使いセーバー病や成長痛、スポーツに関連する痛みに対応しております。
セーバー病をはじめとした成長痛やスポーツに関連する痛みは当院にお任せください。