40代 大田区平和島から来院。
5日ほど前に重量物を下から上に持ち上げると腰に強い痛み。
自然に痛みが引くのを待つが痛みが引かず日常生活に支障をきたす。
知り合いに当院を紹介され来院。
施術1回目
コルセットをつけて来院されました。
コルセットをつけていないと腰の痛みで歩くのももままならない。
ズボンを履くために足を持ち上げたり、寝返りをうつ動作で強い痛み。
典型的なギックリ腰です。
そもそもギックリ腰とは1ヶ月以内に発生した腰痛のことを指します。
1ヶ月を超えると慢性腰痛に分類されます。
ギックリ腰か?腰痛か?はただ単に痛みが出ている期間で分類されるのです。
ですので当院では急性痛や慢性痛で分類するのではなく「どうすると腰の痛みが出るか?」を重要視しています。
今回はコルセット付けていないと腰の痛みが強いに注目しました。
コルセットとは要するに腹圧を高めて体幹を安定させることで腰への負担をサポートする物です。
逆に考えるとコルセットなしでは体幹が安定出来ない原因があると考えました。
体幹が安定しないと腰には非常に負担がかかります。
体幹の不安定性がギックリ腰の原因になったと推測しました。
ということで体幹を重点的に観察していきます。
ひとえに体幹と言っても上記画像の様に「胸郭部」「腰腹部」「骨盤部」の3つに分かれていて
・腰の多裂筋
・大胸筋
・腹筋
・骨盤底筋群
上記の様な筋肉が体幹に関わっています。※体幹に関わる部分は他にも多数あります。
今回は「腰腹部」いわゆる腰とお腹に痛みの原因がありました。
ですので
⚪︎腰とお腹の筋膜を正常化させる。
⚪︎体幹に負担がかからない様に全身を連動させる。
をコンセプトに施術を行います。
ギックリ腰は痛みが強い状態でうつ伏せになってしまうと、起き上がれなくなる可能性があります。
ですので当院ではギックリ腰の痛みが強い場合、安全に施術を行うためにまずは立った状態で施術を行っていきます。
次に座った状態で施術を行い仰向けでの施術で腰とお腹などの体幹を正常にしていきます。
経験上、ギックリ腰はうつ伏せで腰のマッサージなどをしてしまうと更に悪化する可能性があります。
体幹を調整し、最後に全身を連動させる調整を行いました。
これで一度腰の痛みを確認します。
すると痛みがない。
一般的にぎっくり腰は炎症なので安静にする、腰に超音波や電気を当てるなどの治療で自然治癒を待つしかないと言われています。
ですが適切な施術を行うことでギックリ腰は治ります。
コルセットは外す様指導し1回目の施術は終了です。
施術2回目
前回の施術後から腰の痛みはほぼない。
完全に痛みを取り去るため前回と同様、体幹の調整に加えて腕と足の調整を加えることにしました。
仕事が立ち仕事や手を使うことが多い仕事の場合、腕や足が正常に動いていないと体幹部分には非常に負担がかかります。
この患者さんも立ち仕事で足に負担がかなり蓄積していたので、今回は腕や足を重点的に調整する必要があると判断しました。
足と腕を重点的に調整し終えた後に痛みを確認すると腰の痛みは全くない。
痛みが完全に取れているので1ヶ月に1回のメンテンスを指導し施術は一旦終了です。
「ギックリ腰は安静にしなくても施術で治る。」これは当院の臨床経験から導き出した結論です。
またその効果は最短1回完治です。
当院ではRMTという施術を使いギックリ腰をはじめとした腰痛や体の痛み、不調に対応しております。
ギックリ腰をはじめとした腰痛や体の痛みは当院にお任せ下さい。