しつこい右腸脛靭帯炎の原因は左足にあった。

改善事例

グロインペインについて

30代 都内から来院

ランニングをすると右太ももの外側が痛む。

今までの経験から勝手に治るだろうと思っていたら中々痛みが取れない。

痛みを発症してから1ヶ月経過してもランニングをすると右太もも外側に激しい痛みを感じる。

医療機関に右腸脛靭帯炎と診断される。腰に痛み止めの注射を2本打たれるが変わらず。

その医療機関で5回ほどショックウェーブ治療を受けるも痛みが取れず。

ネットで見つけ当院に来院。

施術1回目

まず右腸脛靭帯の炎症と診断された様ですが、炎症は生理学的に72時間つまり3日ほどで治ると言われています。

今回のケースは痛みを発症してから1ヶ月経過しており炎症が原因とは考えづらい。

身体を診ていくと骨盤にかなり歪みがある。

右膝を伸ばしていくと太ももに強い痛みが出る。

右の骨盤と左の骨盤が揃う様にポジショニングすると膝を伸ばしてもあまり痛くない。

足の炎症ではなく骨盤の歪みが関与しているケースだと判断。

「骨盤の歪みを取る」をコンセプトに施術を開始。

骨盤の歪みを取るためにまずは痛みがない左側の骨盤を調整する必要があります。

左の骨盤の歪みがとれる様に関節や筋肉の硬さを取り除いていきます。

痛みが出ている右ではなく左側を重点的に調整しました。

右足は施術していませんが左の歪みを取った上で、一度右足の痛みを確認していきます。

痛みは施術前の半分になっている。上出来です。

次に右の骨盤の調整、患部に関係する部分を調整していきます。

右足を調整すると痛みは施術前の痛みが10割だとすると3~4割になりました。

骨盤の左右差いわゆる歪みが取れたので一旦施術は終了です。

施術2~5回目

前回と同様骨盤の左右差、いわゆる歪みをとっていきます。

前回の問診で過去に両方の足を捻挫したこともあり捻挫癖がある。

更に今回は足首の可動域や硬さも確認していきます。

思った通り足首もかなり硬い。靭帯が傷んだまま治り切っていないと判断。

足首は体の土台でもあります。なので足首の動きが悪いと様々な部分に支障が出ます。

今回は足首も重点的に調整。

施術5回を終えると痛みはほぼない。後は自然治癒で取れると判断しました。

1~1ヶ月半に1回の定期的なメンテナンスを指導して終了。

今回の様に炎症と診断されても炎症していないケースも多いです。

炎症は生理学的に3日で治ります。それ以上続く痛みというのは炎症が原因ではなく別の部分が原因になっているかもしれません。

当院では炎症が原因と言われた痛みでもRMTという施術法を使い積極的に施術で改善、完治させています。

炎症と診断されたが痛みが引かない、取れないなどの症状は当院にお任せください。

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