10代 東京都足立区から来院。
1ヶ月前に左足首の捻挫をする。
医療機関でサッカーの練習を中断し安静にする様指示される。
テーピングで固定し安静にするが1ヶ月を経過しても足首の痛みが取れない。
足首の痛みに伴い、腰痛を発症する。
同じチームのお母さんからチームメイトであるお子さんが、発症した三角骨障害が当院の施術で改善したことを聞く。
当院に来院することを決める。
捻挫は施術で治る。
施術1回目
まずは左足の捻挫の状態を確認していきます。
1ヶ月前足を捻挫した直後の痛みを10割だとすると、今は3~4割程度の痛みになっている。
捻挫の痛みが出る原因は、足首の靭帯を痛めたことによる炎症だと言われています。
ですが炎症は3日程度で治るとされています。
炎症が原因だとすれば3日程度で捻挫の痛みも取れていると考えます。
ですが今回の患者さんは1ヶ月経過しても痛みが続いている。
炎症が痛みの原因ではないと推測しました。
また捻挫した足首を庇うことで腰痛も発症したとのことでした。
足首に問題があると体の様々な部分に痛みや問題が出ることは経験上分かっています。
このパターンは足首を根本的に正常にしなければ至る所に痛みを発症してしまうのです。
ですので足首の痛みの原因を見つけ根本的に解消することが大切になります。
まずは足首の状態を確認します。
⚪︎足首を上に曲げる、いわゆる背屈と呼ばれる動きで痛む。
⚪︎踏み込む動作で痛む。
この様な動作で痛みが出ました。
上の画像にある靭帯部分に痛みが出ていました。
この部分の問題を取ることが最優先だと判断しました。
まずは最初に痛めた靭帯部分を正常にし捻挫の痛みを施術で取っていきます。
捻挫はあらゆる足首の動きで痛みが出ます。
ですので足首を無理矢理動かしたりしてしまうと、更に悪化してしまう可能性があります。
慎重に一つずつの動きを診ながら靭帯や筋膜を調整し痛みを取り去ります。
足首の調整を終え動きを診ると足首はほとんど痛みがない。
捻挫といえども適切な施術で痛みを取ることが出来ます。
次に腰の状態と痛みの出る動きを診ていきます。
腰は反る、曲げるで痛みが出る。
腰の状態を確認すると圧痛、いわゆる押して痛む部分などはない。
腰自体の問題ではないと推測しました。
更に状態を確認すると「首」に問題があることが分かりました。
サッカーはコンタクトスポーツ、いわゆる選手の接触なども多いスポーツです。
接触時に体が力めないと体の様々な部分に負担がかかります。
力むためには体の様々な部分が正常に動く必要があり、その中でも首は特に重要な部分になります。
この患者さんの場合は首に問題があり正常に力むことが出来なかったため、腰に負担がかかってしまったと推測しました。
ですので腰の痛みを根本的に解消するためには首を正常にする必要があると判断しました。
ひとえに首と言っても様々な筋肉で構成されています。
また首は経験上、マッサージでは絶対に緩まない部分です。
ですので首をマッサージされ、その場は良い様に感じてもすぐに戻ってしまうのは、その様な理由があるからです。
当院では首を特殊な方法で根本的に緩ませることが出来ます。
この調整を使い首を正常にしていきます。
首の調整が終わり一度腰の状態を確認していきます。
すると腰の痛みがない。
1回目の施術はこれで終了です。
捻挫は放置していると様々な痛みの原因になります。
施術2~6回目
腰と足首の調子はかなり良いが今度は左の股関節に痛みが出てきた。
程度の強い捻挫を発症し足の痛みがある状態で、スポーツなどをすると体の様々な部分に痛みが出るのは経験上良くあることです。
今回は左の股関節の痛みを取っていきます。
画像引用|グロインペイン症候群|星ヶ丘整形外科リハビリテーションクリニック
痛みの場所的にサッカーなどではよく見られるグロインペインの様な症状だと推測しました。
10代の患者さんのグロインペインは施術で比較的、早いスピードで改善完治しやすい症状です。
今回は骨盤周りの靭帯が、股関節の痛みの原因になっていましたので靭帯部分を入念に調整しました。
股関節の痛みは全くなくなりました。
これで全身の痛みがなくなりましたので1ヶ月〜1ヶ月半に1回程度のメンテナンスを指導し施術は終了です。
たかが捻挫と言って放置してしまうと、この様に全身に症状が出てしまうことも珍しくないのが捻挫です。
たかが捻挫されど捻挫、当院では捻挫も非常に得意としており、RMTという施術を使い急性、慢性の捻挫から繰り返してしまう捻挫、捻挫後の後遺症まで幅広く対応しております。
捻挫を始めとするスポーツに関連する痛みは当院にお任せください。