テニス肘の原因は首での神経圧迫だった。施術5回で改善。

改善事例 腕・肘 テニス肘

野球肘について

30代 大田区大森から来院。

右肘がバトミントン中に痛みが出る。

医療機関でテニス肘と診断される。

近隣の接骨院に通うが2ヶ月ほど痛みが改善せず。

ネットで見つけ当院に来院。

施術1回目

右肘の状態を確認していきます。

手首を背屈、上に曲げる動きで痛む。

チェアーテストと言って物を下から上に持ち上げる動きでも痛い。

痛む部分は腕の外側、専門用語で外側上顆と言われる部分。

典型的なテニス肘の症状です。

テニス肘もしくは上半身の症状において重要な指針となる肩の高さを確認していきます。

肩の高さが下がっているか上がっているかでテニス肘の原因になることもあるのです。

今回は肩が下がるいわゆる脱力している状態でした。

上半身が脱力しすぎていることもテニス肘の原因の一つと判断しました。

上半身の脱力があると正常に力むことが出来ませんので、腕などの末端部分が庇うことで負担がかかってしまうのです。

ですので肘に痛みがあると言っても肘以外にも体の中心部分を調整する必要があるのです。

肘の状態も確認します。

肘の痛む部分を押しても痛い。圧痛が確認出来ます。

肘の関節を観察すると抜ける感じもある。

関節の異常もあると考えました。

ここまでをまとめると今回のテニス肘の痛みの原因は

⚪︎首回りの神経が圧迫されることで肩が脱力しすぎている

⚪︎肘の関節に蓄積された異常がある

この二つが原因だと考えました。

この原因に対して

⚪︎首周りの神経の圧迫を取り正常に上半身が力むことが出来る様にする

⚪︎蓄積された関節の異常を取り除く

をコンセプトに施術を開始します。

当院では基本的に体の中心部分から調整していきます。

中心部分や体幹部分に問題があると、その枝葉である腕や足などの不調の原因と考えるからです。

まずは首部分を特殊な調整で神経の圧迫と癒着を取り除いていきます。

経験上、首部分は直接マッサージしても絶対に緩むことはありません。

首のコリなどでマッサージを受けてもすぐに戻ってしまうという方も少なくないかと思います。

首は患部だけの調整では緩まないのです。

当院では首を直接触ることなく緩ませていきます。

首が緩まると圧迫されていた神経は解放されます。

首の神経が解放されると上半身が正常に力むことが出来る様になります。

脱力が取れ左右の肩の高さが揃いました。

次は肘自体の調整をしていきます。

肘周りの筋膜や靭帯、関節などを一気に正常化させていきます。

今回は動きも診ていくと手首も関係していましたので手首も調整します。

これで一度痛みを確認していきます。

施術前が10割痛みがあったとすると施術後は5割になった。

1回目の施術はこれで終了です。

施術2~5回目

前回の施術後、バトミントンをすることが出来た。

右肘の痛みは引き続き5割程度。

引き続き肩の高さを左右で揃え上半身の中心から調整します。

首以外にも上半身を支える体幹も調整し腕に負担がかからない様な土台を作ります。

また肘自体の問題も引き続き取り除いていきます。

テニス肘は他のスポーツに関連する痛みや不調に比べ少し治りづらいです。

他の疾患は筋膜など比較的表面の組織が問題になることが多いのですが、テニス肘は関節に蓄積があるからだと考えます。

関節は自然治癒しづらい組織です。

そのため一度痛みがあると施術で蓄積を取らなければ中々治らないのです。

今回の患者さんは施術5回が終わる頃には完全に痛みが取れました。

難治と言われるテニス肘も今回の様に適切に処置すれば確実に改善、完治する疾患です。

当院ではRMTという施術を使いテニス肘を始めとしたスポーツに関連する痛みに対応しております。

テニス肘やスポーツに関連する痛みは当院にお任せください。

関連記事